飯塚 陽一郎(いいづか・よういちろう)
1982年10月生まれ
東京都新宿区出身、ベトナム・ホーチミン在住
脱・管理コンサルタント
現在の取り組み
「繰り返し発生する似たような問題の対応に追われている」
「良かれと思って始める新しい取り組みが結局定着せず、気がつくと元に戻っている」
こんなことに頭を抱える経営者や管理職の方を対象に、『管理のための管理』からの脱却支援を行っています。
足りないものを「足す」のではなく、余計ないものを「引く」考え方で、手に負える管理の形を実現します。
実績
- 人事規定と評価制度を再構築し、従業員と会社との認識の齟齬を低減。それまではやむを得なく行っていた従業員への待遇の個別対応を廃止し、健全な人事評価を実現。
- 生産工程において、不具合対策として検査・管理項目を追加するのではなく、IoTを活用することでそもそも不具合を発生させない工程とし、検査項目自体を削減。
- 「仕事している感」の演出をやめられない社員に対して指導や監視を増やすのではなく、業務フローの作り直しと簡易システムによる実績の見える化により、社員が自ずとやるべき仕事をする環境を構築。
経歴と転機
キヤノン株式会社にて11年間、機械設計者として従事。数々の製品開発に携わりながら、開発の最上流から大量生産の現場までを一気通貫で経験。最も深く関わった製品は社長賞も受賞し、技術者としての自信を強くしました。その後、ベトナムに渡り、縫製業という異業種の現場管理者に転身。
新工場立ち上げや日々の生産・品質管理を担う中で、最新の技術や管理手法を導入するだけでは「根本的な問題解決にはならない」という壁にぶつかります。挫折の末に辿り着いた答えは、「良さそうな新しいものをただ足すのではなく、不要なものを徹底的に削ぎ落とす」こと。その結果、問題そのものを発生させない仕組み=脱・管理の方法論を確立しました。
想い
私に限らず、人は問題に直面したとき、多くの場合「自分に足りない力を補おう」とします。しかし、真に大切なのは「問題を生まない仕組み」と「起きてしまったときに即応できる軽さ」です。かつての私は、不安を重装備で補うような人間でしたが、その結果は動きづらくなり自ら墓穴をほると言うことばかりでした。それだけに、昔の私のように重装備で挑もうとして逆に動けなくなる人を私は救いたい。
だからこそ、私は 「あるべき姿研究所」 を立ち上げ、問題を未然に防ぐ仕組みで不要な管理を無くし、人と組織が本来の力を発揮できる環境を広めることを使命としています。